中野Gのスレッド

好きに書く日記でもあり、真面目に振り返る活動記でもあり、未だ見ぬ何かへのマイルストーンでもあります。

ありがとう、「Go!プリンセスプリキュア」

お久しぶりです。
去る1/31、プリキュア史に残る大傑作「Go!プリンセスプリキュア」が惜しまれつつも幕を下ろしました。ここ数年は何やかんや言いながらも毎年継続視聴しているのですが、ここまでの大傑作は2011年の「ハートキャッチプリキュア!」以来。
最初で最後の機会なので、今回は本作がいかに素晴らしいかを語ろうかと思います。

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画像引用:http://ikilote.net/

さて、本作は何がそんなに素晴らしかったのか?

①テーマの突き詰め
人の「夢」を守るプリキュアと、夢を壊し「絶望」させるディスダークの、夢vs絶望をめぐる戦いが描かれた本作。普通の子供番組であれば、「夢は良いもの」だけの綺麗事チックな物語が展開しそうな感じですが、本作は一年間を通して、様々な角度から「夢とは何なのか?」「絶望とは何なのか?」というテーマの突き詰めがされてきました。

・自分の夢と他人の夢の相互作用
・夢を乗り換えていいのか
複数の夢にどう折り合いをつけるのか
・罪と夢
・夢は別れと孤独を呼ぶこと
・夢と絶望の循環、その是非

など、シビアかつ決して否定できない問題提起をプリキュアは敵から突き付けられます。このような子供騙しではない真剣な問いに立ち向かう姿勢こそが、本作の大きな魅力の一つです。

 

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画像引用:http://tsukihito2.blog.fc2.com/

②高頻度で更新されるメインストーリー
他のプリキュア作品では、メインストーリーにほとんど変化が訪れずに、ただ人助けを何話も続けるという事が起こりがちでした。(とはいえ子供の理解しやすさが第一の番組なので、決して悪いとは言えないのですが)

一方で本作はかなりの高頻度でメインストーリーに変化が訪れ、視聴者にとっての興味の持続が更新され続けます。敵幹部の離別や追加だったり、メインストーリーを動かすミッション追加だったりが矢継ぎ早に、かつ整理された形で訪れるので、歴代のシリーズと比べても非常に高いテンションで視聴を継続できました。

また、終盤ではそれまで積み重ねた細かい要素が生きてくる展開も用意され、その時点では意味の薄いものだと感じていたからこそ、自分は非常に感動することが出来ました。
子供向け番組として正しいのかは分かりませんが、飽きという言葉とはまったくの無縁で、いわゆる「捨て回」というものが全く無かったのは凄いことです。

 

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引用
http://xn--cckva9j7bxa7441dgtm.com/

③キャラクタードラマと演技
大きな物語だけでなく、個々のキャラクターや演技も非常に魅力の多いものでした。
なぜ自分がそう感じたのか結論を出すのは難しいですが、敢えて言うならばキャラクターの苦しみがよく見えたからかもしれません。ここでいう苦しみは戦闘におけるピンチではなく、悩みや葛藤と言う意味での苦しみですね。
苦しみというものはドラマにとって大事なもので、キャラクターが苦しめば苦しむほど願いが光り輝き、そのままだと綺麗事になってしまうような言葉にも説得力が生まれます。また、その苦しみが全体テーマと連携していたり、斬新な切り口だったりすると、それこそ倍々ゲームのように素晴らしいドラマが生まれるのです。

そういった意味で、本作は「はるかの現実離れした夢への逆風」「みなみ、きららの夢と現実」「トワの後悔と克己」など味方側から、「クローズの執着」「ロックの野望と挫折」「シャットの揺れる価値観」など敵側に至るまで、良い苦しみから生まれた良いドラマ、それに伴った良い演技の数々が生まれたからこそ、物語としてもキャラクターとしても素晴らしいドラマが展開したのだと思います。 

 

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引用:http://contents.oricon.co.jp/

 

④神戦闘シーン
一年50話と言う長いシリーズなので、素晴らしい作画の戦闘シーンに関しては見れたらラッキーくらいの期待度でいつも見ていますが、本作に関しては確率が他作品に比べてかなり高かったのは間違いありません。
これについては百聞は一見に如かずという事で第一話を。

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と言うわけで色々理由はありますが、本作「Go!プリンセスプリキュア」には、最高の一年をありがとうと言いたいです。素晴らしい一年を過ごさせて頂きました。
次作「魔法つかいプリキュア」はもちろん視聴しますしワクワクする部分もありますが、こんな奇跡のようなプリキュアはそうそう現れるものでもないので、若干心に穴が開いている今日この頃であります。

持論ですが、ヒーローは「なるもの」ではなく「あり続けるもの」だと思っています。
ヒーローとは称号や恒常的な立場、ましてや武力ではなく、物事へのある向き合い方をする人間の、一瞬の状態だと思うのです。そして一瞬が続いていくことで、人はヒーローになり、ヒーローであり続けるのではないでしょうか。

そう言った意味では、強く・やさしく・美しく、絶望に負けず生きようとする限り、老若男女問わず、わたしもあなたもプリンセスプリキュアなのではないかと思うのです。
この物語は終わりましたが、自分もまた「私だけのグランプリンセス」を目指して生きていこうと思います。

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