中野Gのスレッド

好きに書く日記でもあり、真面目に振り返る活動記でもあり、未だ見ぬ何かへのマイルストーンでもあります。

田中光PV⑤:『purity』の思い出

誰が読んでいるのかは分かりませんが、またまた期間が空いてしまいました。
仕事の報告ばかりでなく、日々のあれこれも書きたいなと思っているのですが、ちょっと忙しくて後回しになっていますね。

さてリリースから少し間が空きましたが、田中光PV『purity』が先日公開されました。
アルバム『ECHO CHAMBER』MV群の最後を飾る作品です。
シンプルなMVですが、この作品も紆余曲折が色々とあったので、今回はそこら辺を書いていこうと思います。

www.youtube.com

 

①準備

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本作の話が来たのは3月頃、『群青』の撮影後だったかと思います。
当時は『群青』と『LIVE』を最優先で制作し、5月のリリースおよび戦極14章に間に合わせるというミッションで動いていたところに、「スケジュール的に大丈夫そうなら、本作もMV化してほしい」という相談を田中さんから頂きました。
余裕があるとは言えないスケジュール&3本並行制作という事で少し考えましたが、曲を実際に聞いてみたところ明るく魅力的で、かつ『anti fashion』『群青』『vibe』と内省的な曲のMVが多かったという事もあり、「やろう!」と思い受けさせて頂きました。
そして当時のスケジュールの関係もあり、「もうこの日にやっちゃおう」という感じで半ば勢いに任せて撮影を決行。今思えば、これが過ちだったのでした。。


②作品(没)

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実はこの作品、完全に没になったバージョンが存在しまして、それが4月半ばに撮影した素材です。
自分がかつてロケに使った大きな公園を舞台に、「鮮やかな自然」「固定カメラ」「昼間」をテーマに撮影しました。今までの作品と真逆を狙った感じですね。そして撮影自体はそこそこ順調に終わり、この素材で完成させるべく編集を始めたのですが、困ったことに手ごたえが全くありません。

今考えると、原因としては
・撮影時に見積もったカット数が少なすぎて、編集で頑張っても単調さを回避できない
・過去作品の逆を行こうという気持ちから、田中さんの動きを変に抑制してしまった
という二点であり、この二点が合わさって結果的に単調な映像となってしまいました。

後日、前述の素材で仕上げたものを田中さんに見せたところ、やはり田中さん的にも微妙とのこと。相談の結果、この素材は全て破棄して新しく作り直すことにしました。
田中さんのジャッジではなく、編集中の自分の手ごたえと言う意味で、この没バージョンは完全な失敗・敗北。非常に苦い思い出です。

 

③作品(本)

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再び同じ轍を踏まないためにも、何をして何をしないのかを再考しなければなりません。制約も込みで自分なりに考えた結果、昼間というシチュエーションは活かしつつも、カメラはグイグイ動かす。そして前のMVリリースから期間が空いてしまったため、期間が空いた最後のMVという状況も取り込んだ何かを入れようと考えました。

という訳で具体的にどうするかと考えていたところ、いいタイミングで昼間の屋外ライブ出演があったため、ここで撮影を行うことにしました。人も屋台も多いため、この場所で撮るだけで特別な感じになります。
そして最後なりの演出として、過去のMVを作品内に入れることにしました。というのもMVになった曲をMVリリース順に振り返ったところ、何か物語のような流れ・文脈があり、その上で本曲を見ると物語の締めくくりのようなものを感じたからです。

実際の撮影では時間をかけて色々な素材を撮りましたが、完成品で使ったカットが気に入ったので、割とシンプルな形になっています。そして『anti fashion』撮影以来となったMASAYA YONEYAMAさんとの再会も嬉しかったですね。

 

と言う訳で出来上がった本作。紆余曲折はありましたが、今考えると最後を締めくくるに相応しい作品になりました。
それでは次は総括記事でも書いて、田中光プロジェクトの個人的な締めくくりをしたいと思います。